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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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 或る無頼者のおぼえ書き

「ねぇ、今でも私を好いてくれているの……?」
「なぜ、そんなことを訊く」
「私って、イヤな女? 思い上がってイイ気になってるバカな女??」
「ったく、こんなことをこの歳でいわせんじゃねぇよ。いいか。多少のバカがなければ、信用できない。バカっぽさがなければ、愛せない。バカでなければ、相手を愛してやることなんかできやしない。もう2度と言わねぇからな!」
「……ごめんなさい」
「なぜ、謝る」
「あなたはきっと、ずっと独りでいるつもりでしょ」
「………………………………そんなことは、」
「わたしはあなたに嘘をついてしまったけれど、あなたはわたしを裏切れない」
「俺ももう若くねぇからな、おまえに出会わなかったらよかったなどとはいわねぇぞ」
「でも、若い羞恥心を棄てきれていないでしょ。さっきの荒っぽい言いかたは照れ隠しだよね。直観しちゃったよ、わたしへの気持ち」
「おまえは確実に、歳をとった。恥ずかしさが無くなったから、あんな質問ができるんだ」
「切ないよ! あなたはひどく、切ない!」
「もう行けよ。俺をそれ以上、無様なヤツにしないでくれよ」
          ◇◇◇
 神さまはそのメモ帳に、俺の名前を書きそびれたのさ。
 おはようございます。
 駆け足のような快感とともに、切なさがついて回る。その後には怒りにも似た感情が、湧きあがる――。孤独の果てに、他人を求め続けた末に得る快感というものは、ほとんど同時に切なさを感じるもの。結局、人間の性には、動物の本能的なものの他に、自らの孤独をナントカ解消しようとすること、他人とのつながりをもとうと足掻くことが含まれるのではなかろうか。
 「孤独に負ける」という言葉を聞いた。孤独のつらさに耐えられず、嘲笑されても、他人と手をつなごうと努力することか。それとも、孤独であることを受け入れ、ひとりでいつづけることか。うまく描き分けることができれば、おもしろいテーマかも知れない。
            ◇
 直感と直観。日常生活の中で注意して見ていると、この2種類の言葉を使い分けている人が、稀にいる。個人的には、なんらかの問題の解決の糸口になるのが直感で、競争に勝ち抜くために必須の能力が直観だと思っている。直観の方は優れた者でないと、恐るべき短絡と見分けがつかないものの、本物は超能力めいていて恐ろしい。
 直感をヒントにすることを子供に身につけさせることは、できた。
 直観を可能にするセンスは、どうすれば鍛えられるか。これがひどく難しい。
            ◇
 書いていないと、記事をつくる考え方を忘れるらしい。まいったまいった。
 やらなければならないことはいくつもあるのに、どれも中途半端なままだ。いや、頭がちっとも働かず、ただジタバタするばかりの日々。泳がなければ窒息するマグロのように、書かなければ、途端に苦しくなる。
 だが、この切迫した情況にこそ、生の緊張とそれにより集約されたエナジーの発露があるのかも知れない。
 それは、性行為で頂点を極めた時に感じる快楽に似ているに違いない。
 だから、この情況を楽しもうと思う今日この頃である。せつないなあ。
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