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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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 未完の師弟、或いは 10

 12月の模試の結果は偏差値60で、苦手科目を完全にフォロー出来ていると解釈される値だったのだ。
 この時点で、第1志望校は、偏差値は58の国立Y校。これが、本命。
 第2志望は、偏差値61の私立M学園。これは、ダメもとである。
 第3志望として、滑り止めで、偏差値53の私立M女学院。
 「偏差値60」なら、偏差値60までの学校なら楽勝で、偏差値61の学校まであとちょっとだ、と思えるかもしれないが、そんなことはない。
            ◇
 そもそも学校ごとのレヴェルやランクをわかりやすくしている「偏差値」とは、学校側が発表しているわけではない。あくまでも、塾会社がその模試の結果とその合否結果を照合して作成したものである。例えば、その塾会社の模試で偏差値60をとって私立A校を受験した生徒が10人いたとする。そのうち8人以上が受かれば、その学校は暫定で偏差値60となる。偏差値59をとって同A校を受験した10人のうち、合格が8名未満だった場合、ここで私立A校のその塾会社の評価は「偏差値60」と確定するのである。
 偏差値60をとったからといっても、偏差値58の学校で受かる保証にはならないのは、模試はその学校の過去問題ではないからだ。過去問題や予想問題などを狙った大味なものだから、過去問題に似ていることはまずあり得ないのだ。加えて、その模試の特徴により、偏差値帯によってそのデータの信頼度が大きく変わることがある。つまり、その模試の受験者というサンプルが多い偏差値帯にしか、信頼度が発生しないということである。
 模試による偏差値は、参考に過ぎないのである。
            ◇
 2月1日より、中学入試が始まる。
 予定では、2月1日の午前に滑り止めの私立M女学院。同日午後に、私立M学園を受験。
 2月2日は、前日でダメだった場合に備えて、両校の2次試験の出願をしていた。M学園を2月1日で受かっていれば、休日となる。もし、2月1日にM女学院のみ合格だったなら、2月2日はM学園の2次試験に挑戦し。2月1日が全敗だったなら、2月2日はM女学院に再挑戦することになるわけである。
            ◇
 年末年始をわたしは毎回、中学受験生たちと過ごす。
 12月30日、31日、1月1日、1月2日、1月3日………塾会社といえども、特訓などを開催することは、まず無い。独自に子供を教室に呼び、練習に付き合うのである。
 この間に、算数などの基本問題を数打ちで練習する。もちろん、講義をするのではなく、子供たちに混じって、自分も同じ条件で演習するだけである。
 冬彦さんめいた子は、さすがに呼ばない。
 シノリナは来ると思っていたが、家族旅行で欠席した。
            ◇
 正月休み明け1月。
 中学受験解禁日は、地方によって異なる。12月に行われるところもあるし、1月に行われるところもある。よって、模試が無いこの時期は、地方の学校が首都圏の出張会場で開催する入試を受ける子が多い。いわゆる「お試し受験」である。
 基本的に、自分の偏差値より10低いところを受けて、確実に受かることを確認する。
 冬彦さんとシノリナは、1月中旬の長崎県の学校を受験する予定だった。
 その偏差値は、48である。
 かつて、偏差値74の冬彦さんは、現在それでも偏差値62で、シノリナは60である。
 だが。
 思わぬ事故が、起きたのである。
          ◇◇◇
 近頃、仕事の評判が、オカシナコトになっています。
 評判は毎年高いのです。わたしの仕事の結果として、卒業後も教室に通い続ける契約をすることになる確率が高くなっています。
 ただ、困ったコトとは、近頃は「品の無い親」で、わたしが自主的に開催する勉強会目当てで指名をするものが増えています。名前も知らぬ方から指名をもらうのは、単純に考えれば名誉です。しかし、その仕事で評価していただいているのではなく、「無償で勉強を見てくれる」と確信して指名してくるのは、心外です。
 この結果、仕事を前向きにやれなくなる危険も出てきます。
 中学受験は、選ばれし者――。
 品位と知性を兼ね備えることを可能にする家庭或いは、品位と知性を兼ね備えることを可能にするセンスを持っているか。その上で、わたしと相性のある人物でなければ、最良の結果など出せるとは思えません。いや、その資格の無い者に、普通以上のものを与えること自体、道理に反すると考えるため、やりたくないのです。
            ◇
 次回は、1月の受験で起きたことと共に2月の結果を通して、彼女から学べたことをまとめて、今回のタイトルを締めることになります。
 塾会社に働く側から見ると、その講師と「如何に合うか」が、大きいことを確信しています。
 「出会いは神の御技」と申します。その人に出会うことで、運命が好ましい方向に変わる。そういった人物とは、こうしたありふれた塾会社の一介の講師にだって、なれる場合があるのです。塾選びなどの習い事は、こうした先生に出会えるかを基準にしてちょくちょく探し回ることが、良いのかもしれません。
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