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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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 未完の師弟、或いは 3

 例の絵画の貴婦人は、謎めいた微笑を湛えている。
 モデルになった貴婦人は、描かれているときに、その微笑を湛えていたのか。
 それとも、日常的にこうした表情をする方だったのか――。
 今のわたしは、こんな想像をしています。
 かの貴婦人はきっと、かのマエストロと喋る時に、あんな表情をよく見せていたのではないか、と。
            ◇
 授業中に小噺を、よくやります。
 90分の授業時間ですが、90分間の殆どを解説でわたしが喋っていても、あまり効果が無い。これは小学生でも中学生でも同じです。長くなる解説を行うと、途中で必ずといってイイほど、脱線してジョークめいたことをやって笑いをとります。
「友人と2人で歩いていたんだ。天気予報をもう十数年も見ていないぼくは、傘を持って出てきたんだけど、日本晴れでね。おかげで友人には『おまえこんな天気なのに傘なんか持ってきて!』とか言われるし」
「ところが」
「歩いていたら、大雨が降ってきたんだ。前に申したかもしれないけれど、ぼくは雨が降っても基本的にそのまま歩く。たまには雨に濡れるのも悪くないと思うからね。だから傘を持って通勤してきたことないでしょう?」
「雨の中を傘も差さずに悠然と歩くぼくに、友人は
『使わないんだったら、その傘寄越せ!』
と言うんでね。お貸しして友人が差すと、傘はなんと穴だらけなの」
「当然、友人はメチャクチャに文句を言うんだけど。ぼくは
『雨が降るとわかっていたら、こんな穴だらけの傘なんか持って出ないわい』
って、言ってやりました」
            ◇
 小学生が笑うもの、大人のそれと違うことが非常に多い。
 「排泄物の平仮名3文字」や、「すっぽんぽん」という単語が出てきただけで、大笑いする子もいる。何で笑うかで、精神年齢の成長度合いが判るような気さえします。
 とはいえ、将来に起こることや進路の話などを、実にキチンと聴いて実際に考える場で活かそうとすることのできるのが彼女――シノリナで、アメリカン・ジョークなども解して笑います。
 精神的なものだけではなく、外見も伴っている。
 非受験の同い歳の男の子がシノリナを見て
「中2くらいかと思った」
と言うし、ぽてちんモンスター(当時中2生)は
「中3だと思ってました」
というくらい。自分より年上に見えたのか、ぽてモン。おまえさんより2つも下だぞ。
 それくらい、シノリナの態度や佇まいは、大人びているのだ。
 「だから」なのか、それとも「しかし」と言うべきかは、いまだに解らないのだが、こうした小噺で「笑っていいとき」に、彼女は謎の微笑をするのである。声を出して笑うことはあるものの、わたしがウケを狙って喋ると、大抵「ほおほお」とちゃんと話を聞いて、この表情をするのである。面白くないわけではないようで、喜んでいることは間違いないのですが、黙って謎の微笑を湛えるのである。
 いいかね、ここは、笑っていいところなの――。
 ちょっと。にこやかに黙ってないで、そんな表情をするなら、なんか言いなさい――。
 敢えて、何も言わないのか。
 それとも、単に何も言えないのか。
 シノリナはもしかしたら、わたしが相手を気遣っているタイミングに、気が付いていたのかもしれません。
            ◇
 モナ・リザは、左手薬指に指輪をしていません。しかし、手を重ねることで、夫人であることを示唆していると言われます。
 彼女はランドセルを背負って小学校に通っていたものの、わたしには、あのシノリナがランドセルを背負っているところを、まったく想像できなかったわけである。
 この子はどんな子なのだろう――。
 彼女の実力やセンスを把握しようとするその講師のようなものは、彼女の象徴になるものに、注目するようになるのであった。
          ◇◇◇
 0時45分頃から記事を執筆して、この規模で85分。
 約1490字を85分ということは、だいたい分速17字。時速1020字ということになります。
 1時間で原稿用紙2.5枚のペース――それも、体験談を語るようなものだから、創作を描く場合はもっと遅くなると予測できる。
 文庫の体裁だと、原稿1枚(2ページに相当)=42字×34行=1428字。
 「時速1ページ」で完成させていくと、文学賞の場合は長編なら100枚程度だから、1日1時間費やせるなら3箇月強で1本完成するということが解る。
 つまり、今のわたしは本文を書き始めたら、3箇月を目処にして完成させるべきなのであろう。
 プロットや登場人物の性格付けもイマイチな状態だから、早くても9月の完成となる。
 もっとも、夏期講習があって仕事に時間を割かれるから10月を目処に、応募作品を考えれば良いことになる。
 ………難儀なものです。
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