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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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ぽてモン奮戦記 15

 先日、ぼーんちょの2学期の通知表が返ってきた。
 内申点――5から1までの優劣評価――が記載されている、アレである。
 内申点の評価の仕方は、「相対評価」と「絶対評価」がある。前者は、1から5の各段階の定員がクラスの人数によって決まっている。割合のもっとも高い評価が「3」であり、続いて「2」と「4」、もっとも少ない評価が最悪の「1」と最良の「5」である。だから、もしクラス全員が定期試験で等しく100点を採った場合でも、「1」や「2」の評価の人間が必ずいることになる。一方、後者はクラス全員が100点で提出物もみんな完璧であれば、クラス全員が「5」の評価をもらうことができるシステムである。どちらがより公平でどちらが不平等かは、一概には論じがたい。公平に見える後者の場合、クラス担任教員の胸三寸腹八分の度合いが大きく、中学生の場合はどうしても、男子よりも女子の方が内申点を稼ぎやすい傾向があるからだ。パッと顔を見ても、女の子の方が印象良いことが多いことが一因であろう。
 一昔前の公立中学校は「相対評価」だった。
 現在は、「絶対評価」である。
 ぼーんちょの内申点。中1生の内申点は「3」と「2」しかなく、両者が半々という感じであった。今年から学年度が「前期後期」の2期制から「1学期2学期3学期」の3期制となる。学期ごとに内申評価が通知表に記載され、3学期の学年末試験の後に1年間の内申点が決定する。
 中1生のときの内申点でだいぶ驚いたものだったから、もう驚かされることはないと思っていた…………わけではない。中2生はつい先月まで、学校に半分以上行っていなかったのだから。
 それでも――。それが解っていても、ヒドイとしか言いようのない結果だったのだ。
 絶対評価の時世で「1」が2つ。
 「3」も2つしか無く、後は「2」だった。
 本人に起因するとはいえ、授業外で毎日1時間ずつ手の空いた時間の自習に付き添ってきた者としては、親御さんに申し訳が無いというような結果である。
            ◇
「あれだけやって、全然成績が上がらない」。
 なるほど、中学生の返り咲きは難しいとは、言われたものである。
 小学生のうちに、“最低限”を知りバリバリ勉強する習慣が無く、しかも全然出来ていないまま中学生になってしまうと、「このくらいは出来ていなければならない」というような“一般常識”への認識が無いまま成長期を迎えてしまうため、知識やテクニックや学生としての習慣的な美徳の定着が大幅に遅れ、極めて重篤な状態に陥る。
 こうなってくると、根本的な回復は不可能だ。つまり、テスト範囲が出されたら、その範囲内の単元の「原理や公式の理解」など不可能だという意味だ。理解させないで無理矢理問題パターンごと覚えさせることが、定期試験対策のセオリィとなる。
 これが、塾商売で「ダメな子」に「即得点」を可能にする方法なのである。
 全然わからないんだけど、見たことがあるから、マルをもらえる答えを書ける――。
 ひどいものである。
 頭を単純記憶装置として使うわけで、後々には、本人のためにも世間のためにもならないとすら思える。
 だが、どんな解説をしても、その分野の基本知識を習得済みでいなければ、解説を聴いても理解は困難を極めるし、そもそも、大半の人間は「長い話を聴く」ことに慣れていない。定期試験までの時間は限られていて(夏冬の長期休暇を除けば1、2か月程度のスパン)、その間で、「その子が今までダメだったもの」を回収することはきわめて難しい。
 ――断言口調だが、この塾商売のセオリィらしきものは、ぼーんちょを育ててみて、自ら確認できた。
 余談として。だからこそ、やれ慶應だの早稲田だのの大学生で、
「なんでこんなコトも解らないんだろう?」
と思えるような学生は、意外といる。具体例としては、割合の基本的な使い方とか先進国の各首都とか知らない、超難関大学の学生を見たことがある。これは、小中学生で習う一般常識に欠けているのであろう。彼らを見ていると、私立大学受験とは一般常識が多少無くとも、高等学校のカリキュラムと過去問題を参考にした「キチンとした目標校対策」として勉強すれば、とりあえず合格することができるものなのではないかということが言える気がする。“ビリギャル”の話を読んだことは無いけれど、こうした逆転が可能なのが大学受験で、それを裏付けるように、塾会社の歴戦の正規従業員たちは
「小学校の知識が無いのなら、高校受験でトップ校は無理です。しかし、中高と6年間通塾するのなら、超難関大学や難関大学の合格可能性は出てきます」
とよく口にする。
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