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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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 宝物庫

 私が温めている主人公は、子供の姿をしている。
 そいつは、宝探しを趣味にしていた。
            ◇
 ところで。
 「宝」とは、実はかなり抽象的な概念であると思うのだ。
 現金が宝かといえば、ちょっと違う。
 金塊が宝かといえば、その価値は誰が決定しているというのだ。珍しい金属に過ぎない。
 または、子供などの可愛らしいものを宝とする場合もある。
 「宝」とはどうも、個人と状況とで、かなり変化する概念なのであろう。
 そんなだから、役に立つ道具や資源だって宝だとも言える。
 資源を抱える山林も宝だし、立派な人材だって、宝だと思う。
 ……かつて、その主人公が探し当てた宝は、放射性物質の山みたいな、個人の手には負えないようなどうしようもない代物で、結局、発見してもどうしようもなかったというオチの話を考えていたことがあった。
            ◇
 ところで。
 宝とはあまり関係がないのですが、この放浪生活の中で手に入れたお気に入りの品々を記録していく。
 基本的に徳川家康もビックリの質素倹約の生活だから、金をかける箇所があるのならそれはすべて生活費に回るハズなのだが、それでもこの無味乾燥した生活にわずかな潤いをもたせるために、記念のように入手できた品々がある。
 これらの品々のメイカーの連絡先は、いずれ連絡帳にまとめる必要があるのだ。
 いわゆる「一生物」とも言えるような品が多いため、修理や手入れなどで連絡を取る必要があるかもしれないからだ。それに代わって、今は仮にここに記す。
          ◇◇◇
『 ブティック東風 』 ―― 古布あそび
・ 酒屋前掛けの大財布
・ 着物地Tシャツ
            ◇
『 洛齊コレクション 』 ―― 西陣織
・ ネクタイ
            ◇
『 銀座英国屋 』 ―― 紳士服・紳士雑貨
・ 革小物
            ◇
『 GLENROYAL 』 ―― フルブライドルレザー
・ レザーバッグ
            ◇
『 温海しな織り柴田屋 』 ―― 古代布しな織り
・ しな織り小物
            ◇
『 幸工芸 』 ―― 南部鉄器
・ 糸目波紋(南部鉄瓶)
・ 風鈴
            ◇
『 (有)ワンツー 』 ―― 木工雑貨
・ カッティングボード
            ◇
『 有限会社島田刃物製作所 』  ―― 刃物
・ 根菜庖丁
            ◇
『 登録商標菊一文字 』 ―― 刃物
・ 菜切り庖丁
            ◇
『 石川漆器株式会社 』 ―― 小田原漆器
・ 弁当箱
          ◇◇◇
 どこが、宝物なのだろうか。
 日用品ばかりである。それも実用しているものばかりだ。
 だが、こうした日々を使う品々にも妙に凝った気遣いを考えることが、粋なのだとすら思っている。
 力が入っているにも関わらず、さりげなさがあるから。
 きっと、私にとっては「飾っておくもの」は宝物ではないのかもしれない。それらを愛用することで形成される印象とか品位こそが、大切にしたい宝なのだ。見栄までいかない程度で、己に合ったプライドを磨いてきた結果の顕れなのかもしれない。
 ともかく、服装を始め、今まで己を飾るもの全般に関して、最低限度の興味もなかったものだったが、どういうわけか、少しばかり、注意していこうかと思うようになってきた。
 後々描くことがないときに、1件ずつ話のタネにでもしていけたらと思う今日この頃である。
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