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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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パワハラと賢者

 パワーハラスメントというものが、実際にどういったものなのかは、私にはわからない。
 こんな身分の輩だから、無縁といえば無縁である。
 記憶では、そうした裁判例はあったような気もするが、勉強し直さねばならないので省略する。
            ◇
 講師業務の話である。
 この塾会社に於いて、子供に勉強を教えるのは雇いの講師である。
 そんなだから、アルバイトの学生が殆どである。
 で。
 大学や大学院の卒業生ともなれば、「就職による退社」というカタチになっていく。もちろん、就職できなかった場合もあるのだろうが、現段階ではいわゆる「第二新卒」の講師はこの教室にはいない。
 所詮、アルバイト先である。
 固執するほどの思い入れのようなものなど、あるものであろうか。
            ◇
 フリーターの中には、その職場で結婚する相手を見つける場合すら出てくるらしい
(できちゃった結婚になるパターンを、フィクションでもノンフィクションでも見かけたことがある。付き合う方もどうかしていると思うが、珍しい例でもなさそう)
 から、その職場への思い入れは多少なりとも残るもののように思われる。
 だが、現実はその逆だ。
 思い出を美化する傾向があるから、学生の方が、その職場への思い入れは強いと思われる。
 それが、一生懸命仕事をしてきたと自ら感じられるなら、尚更である。
            ◇
 現塾長は、本日を以て、形式上退職する。この教室は3代目で、次は4代目の塾長となる。
 2代目の塾長が、色々と問題のある人物だった。
 人によっては赦しがたいような目に遭わされている者も少なくはない。あまりに悪く言われる人物なため、私はそれでも褒められる箇所を探してこのページで紹介はしているが、まぁ、1店舗を完全に任せるにあたっては向いていないとは言えるかもしれない。
            ◇
 そんな2代目塾長の下では、彼に気に入られた学生が、面談とお金に関すること以外の運営のほとんどのイニシアティヴをとっていた。
 リーダーとなる学生個人の采配で、その日の講師と生徒の割り当てが変わっていたりするくらい。また、講師の個人情報なども自由自在に閲覧できたりしたから、2代目塾長に気に入られた新人講師なんかが各人の学歴などを愉しんで見ていたりなどの光景が普通にあった。
            ◇
 このチャプターは余談。
 入社テストの結果を半永久的に残し、現在の勤務姿勢やその結果に対して何の反応もしないどころか、雇いの講師の実力を試すようなことを行う会社もどうかしているとしか言いようがないが、そうやって他人のプライドを下げるような小細工をするあの2代目塾長も、どうしようもないところがあると言わざるを得ないのも、残念ながら事実であると私は考える。
(いまだに覚えている。哀れなものを見るような生易しい目で薄ら笑いすら浮かべるような輩だ。しくじったときのイイワケや正当な理由を聴くかと思えば、こういう姿勢である。
 論理を理解するだけのセンスはとりあえず持ってはいるようだが、この人本人の話は論理的整合性を以て話すことが少ない。説教をする(≒叱る)ときなんかは、説いて聞かせる順番が最も大切になるのだが、順番もへったくれもなくただ感情だけで喋るから不明瞭で、まず理解が出来ない。相槌を打ってもそれが通じるだけのものを持っていないから、とにかく怒り声をあげて怒鳴るだけだ。その上先入観が強く誤解もしやすい。話の通じない状態にすら陥るような、危ない輩でもある。
 難問がやっとの思いで解けても素直に「すばらしい!」と認めることさえ難しいような人物だった。そういう意味で依怙贔屓も強く、気に入られていた人物なら、それほど悪人にも見えないようなトコロがあるから、あな恐ろしい。こんな風に表面だって批判すると、ヒドイ人物だと分からないから、かなり頭の切れる人物でも「そんなヒドイ人物か?」と反対意見を真っ向からもらうことすらある。好いた人物に対しての姿勢と、それ以外の人物への態度が、もう全然違うのだ)
            ◇
 アホな会社、頭の悪い上司たち。そして、イカレた塾長。
 そんな空間で、とても頭の良い学生講師とは、どうなるものなのか。
 正長の土一揆の時代と同じで、自分たち以外はまったくアテにならない環境というヤツである。
 「自らの器量」と「同等と認める仲間」がつくる空気を異常なまでに大切にし固執するのは、何もその人の個性だけが直接の原因ではないと思う。
            ◇
 実際の現場では、「できた」というシーンで褒めるとか、生徒に対して講師が大仰に行えと言う。
 そういったところは人間である以上、会社が育てるべき人材たる講師にもあてはまるもの。この会社は昨日までアホな一般人として暮らしてきたような輩でも即日でプロの講師と言い切る。普通は必要がなければ、学問的知識など忘れるものだ。だから、そのつもり直球でくる人や、英語や数学を日常的に使っているような人でもない限り、中学生レヴェルと言ったってこの入社テストで良い点を取ることはそれほど簡単なことではない。
 だが、努力があって講師ができるくらいの実力になって、それで信頼を築き上げられてきたのなら、その実力こそを評価対象にするべきではないのか。だが、少なくとも3年以上見てきて、それで労働者を評価しているとは思えない。
 これは今回語るOBと呼ばれる人種たちも、この意味ではこの会社の被害者なのかもしれない。
            ◇
 3代目の塾長の最後の勤務日たる昨日の3時限終了後、旧リーダー講師が1人ずつ、2人とも現れた――。
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