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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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運命の愚者の教え子たち

 現状の確認。
 今は、塾講師業務が忙しい。
 ただ、完全に担当になった「教え子」は何人かきていた。
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 予定通り、教え子その⑤は小4生の頃からこの教室に通ってきた、小6生の女の子。アイドル大好きのミーハーだが、ほわほわとしていて、どことなくやんわりとした印象を与える良い子だ。この子がいると、とにかく平和になる。人との距離を取るのもうまいし、安心させる雰囲気を持っているため、かなり顔が広い。
 遅ればせながら、中学受験生となった。
            ◇
 小6生から通い、現在中2生の少女もきた。とにかく物静かで心のキレイな子。やや天然入った線の細いマキシマム善人。天然色の強い名前も素敵。なんとなく、『のほほん族』に似ている。
 あまりにも成績状態が悪いため、昨年10月から私が申し出て面倒を見るようになった子だ。健康や美容に関する話が大好き。湯葉と青魚の血合いが好物で生け花が趣味という辺り、かなりの個性派でもある。
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 たぶん、教え子その⑥といえるようになるかもしれないのが、小1生の頃から面倒を見てきている、小3生の坊やである。小3とは思えないようなキレイなノートをとるようになった。この子がこの教室を卒業するまで私は在り続けることがあるだろうかと思うと少し寂しいが、可能な限り応えてやらねばなるまい。そういえば、先日初めてこの子が将棋で私に勝った。
            ◇
 中2生で挙動不審気味の少年。ウマネズミとでもいえそうな面相をしており、突然ニカニカ笑い出したり、帰ったのにしばらくしてから授業でもないのに戻ってきたりするなど、その行動に奇妙さ全開の、謎の中学生Xである。終始無言で行動するところも怪しさをよく醸している。そういえば、『もやしもん』の菌の種類に出てきそうな雰囲気ではある。なかなか返事はしないが、素直ではあるし、意外なくらい要領が良いのも、また不思議。成績は悪かったのだが、前回の試験では英語と数学で結構いい点を取れたせいか、この少年も担当になりつつある。
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 前回の教え子その③のような新入塾生もいる。教え子その③よりもずっと自分に自信があって、しかも計算能力が非常に高く、2桁の掛け算も暗算で行う実力者である。算数が異様にできるだけでなく、勉強の要領も良いため、言ってしまえば「ハイパー教え子その③」である。新陳代謝が高いのか教え子その③並みに落ち着きがないし、沈思黙考はできないタイプだが、めちゃくちゃに冴えているため、その思い込みが間違いでないどころか、非常に論理的ですらある。今年ではダントツで一番の中学受験生。
 その容貌は、落ち着きのない洟垂れ小僧じみており、床屋のバリカンに誤って眉毛を落とされたこともある。入塾した当初、そんなわけで不自然な眉毛をしていた。当初、私への評判や印象は最悪だったが、どういうわけか最近とてもよく懐いており、合宿での作文には、「一番の先生」と書かれていて、憶えがないだけに不思議ではある。教え子その③のときもそうだったが、このタイプにモテるのだろうか。
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 教え子その②に似た雰囲気を持つ、教え子その④の先輩。兄弟で通っており、その弟が、小6生の頃の教え子その④とは、児童会役員を通して友人になってからの付き合いだと言う。弟氏の担当になりかけていたのだが、緊急性が高いということで、いつの間にか、中学生の兄貴の数学の面倒を見ることになっていた。で、これが大当たり。前回の試験は数学のみ、平均点を大幅に上回っていた。それから英語も見る機会が増え、夏期講習で単語を覚えるだけの理科がキライというので、その知識と知識の関連を考えることを述べて、例として「アブラムシと道管と師管」、「高気圧と低気圧と風」などの話をしたところ、やけにウケたらしく、ノートもとらずに問題を解いたわけでもないにもかかわらず、話を覚えてくれていた。
 名前を聞くとサッカー部の主役みたいだが、実際は野球部なのである。絶対授業数は少ないが、受験生になってコマ数が増えたら面倒を見る機会が増える可能性がある。
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 教え子その①の面倒を見ることはもはやないが、まだ通ってきている。中2生になる彼女は学年1位をひた走っている。
 昨年から引き続き、教え子その④の担当も受け持っている。先日英語の定期試験で100点をとった。
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