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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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伊達者バロック

 (昨日の記事に続く)
 教え子その④が「かっこいい」と言ってくれたが。
 私からしてみれば、意外な反応だったりする。ホント、素直にそう思った。
(もっとも、そう思ってから、……少し照れた)
 単に、普段からこうした生活を送っているから、無意識で出た言葉であって、かっこつけているわけではなかったのだ。私の場合(死んだ友人もそうだったらしいが)、大概の言葉は、その場の自分が考え出したものではない。使い回しの利く台詞の記憶によるものが多い。
 だが、こうした場面で、自分なりのコメントが自然に出るようになってきた。
 その結果として、教え子その②やその④のような、優秀な少年たちが素直に驚いて支持(≒師事?)してくれている。
これは光栄なことだと思っている。たかが子供の反応に大の大人が名誉を感ずるのは滑稽だろうか。
 ただ、この生活の中で、
(自分でも“ひどい”と思えるくらいの善くない状況に書いてみてハッとさせられる)
 それはかけがえのない喜びである。
 名誉のために、命を張る。
 その証拠は、生活や家庭の安定と己の未来を引き換えにして、ここまで苦しんできたことが最大の証拠になると主張しても、もはや差し支えはあるまい。
            ◇
 “粋”という言葉がある。「おそらく日本語独特の単語だろう」とよく耳にするが、定かではない。
 北野武さんによると、これを“奥ゆかしいサーヴィス”すなわち、「深くて気付かれにくい気遣い」だと言う。(『下世話の作法』より)
 一方、宮崎学さんによれば、「己の信条に命を張る生き方が粋だ」としている。(『万年東一(上)』より)粋から最も遠いのは“説教”だそうな。
 2つとも、まったく違うように見える。
 それはそうだろう。前者は「芸人」であり、後者は「アウトロー」である。人に見られること、人からの評判を大切にする伊達さ加減という意味合いで、客観的な前者に対し、後者はひたすらに主観的だ。
 そう考えると、見えてくる共通項は、「己の美学」である。
 「己の美学」を日常から実践しているか、追求して生きているか、「粋に生きる」とは、こういうことなんじゃないかと思うのだ。
            ◇
 ダサくて惨めったらしくて、見っともなくて情けなくて、泣きそうだけれども。
 この魂の軌跡にも、それなりに餞となる概念は、あったらしい。
 あとの問題は、今回のこの記事同様、オチがつかないところだ。
 ということは、これからはこの生き様のオトシドコロをつくっていかねばなるまい。
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