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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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テスの運命を変えることはできるか。

 またも私書箱サーヴィスのお店からの打電である。
 平日にも記事を書きに戻ってきたいところだが、如何せん、深夜に帰宅してそれから一日分の食事にありつくという生活なため、まともにイイ1日が送れぬような、ひどい毎日を過ごしている。そのため、例の店に足を運んで原稿を書くことも、なかなかままならない。
 今回は予告通り、新たな教え子となった、どんじりクラスの中2生を見ていての物思いである。
 なにかわかったことがあると、「ぱあ」っとした表情をする。「豆電球が飛ぶ」というような雰囲気そのものなのだ。そんなところが、高須賀由枝さんの漫画のヒロインに似ているので、とりあえず、この子の呼称を「菜緒ちゃん」と言うことにしておこう。
 まずは、この子のパーソナリティについて記す。
            ◇
「知恵や知識をつけることと、純粋無垢でいることとは、相容れない」
 以前、そんな話をどこかでしたかもしれない。こういうところがあるから、教え子その①は悩む。
(だから彼女は、頻繁に八方美人という評価をもらうのだ)
 菜緒ちゃんは、教え子その①と同い歳だ。
 同じ「良い子」でも、教え子その①が「利発ゆえのお利口さん」なら、菜緒ちゃんは「純粋ゆえのいい子ちゃん」といった感じである。
            ◇
 たとえば、かつて習ってきた講師たちの采配があまりにひどくて、私が彼女の担当についた当初、小6生レヴェルの国語(当時中2生後半)を1年くらい習っていたのに、文章すらまともに読めない。言われていることも全然分からないと言った様子であった(もちろん、彼女は日本語の通じない外国人というオチはありません)。
 小6生レヴェルの文章どころか、小3生の国語の文章でも全然内容が読み取れない。
 こんな体たらくを知ったときのこと。
 講師たちのテキトーな指導に激怒した末、彼女の担当を引き受けることになったことは、確か記事に書いた記憶がある。
 その際に、
「先生たちの指導が悪いとしか言いようがない」
 と言って激怒していたところ、いつも控えめで黙ってコクコク頷くだけのこの子は、
「先生は悪くないです、悪いのはわたしなんです」
 と、かばう。誰か他人が悪い立場にならないように、立ち回る。誰かがいやな気分になるくらいなら、自分がかばうくらいの姿勢が自然体であるのだ。それは、私が失敗したときも同じ行動をする。
 説明する文言すべてに頷くし、授業態度もしっかりしている。欠伸をする子供は多いが、それすらもしない。おしゃべりもしないし、真面目な子供なのだ。
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