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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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肉を食むこと

 食べ物を食べると、元気が出る。
 1日を1食か2食で過ごすわけで、気が付くと20時間以上の間、物を口にしないこともある。
 先日、旅先で見かけるインド人のような怪しいニヤニヤ笑いをする塾生の中学3年生から、
「先生、死ぬよ」
 とか言われたので、「人間の致死率は100%だ」と応える。
 余談だが、そいつは翌週の同じ時間に再び「先生、なにかもの食べた?」と聞いてきた。
            ◇
 食べ物を空腹を感じない程度にギリギリで食べている。
 だが、体重は重たいらしい。
 ラーメン屋の同じくらいの身長の人間たちの話を聞くと、彼らの平均より何キロかは重たい。
 平均体重を上回ったことはないし、いまだに痩せ型だとは言われることがあるのだが、ここに来て始めて自分が「太っているのか?」などと思うことになった。
 で、体重を口にしたら、冷蔵庫みたいな主婦の方に
「え? Kegaさんってそんなにあるの?!」
 なんて言われてしまった。
「そう聞くと、ガッシリした体格に見える、骨が厚いのかな」
 骨っぽいというのは、理屈っぽいということだが、よく指摘されるので、だから言い返した。
「魂が重たいの」
 言ってからなんとなく思った。変な精神に取り付かれている証明みたいではないか。
 案の定、笑われてしまったわけである。
            ◇
 ともかく。
 空腹で作業がしんどく感じないのに、うだつが上がらないときなどに、食事を適度に摂る。
 すると、作業がやけに捗ることを体験的に知っている。
            ◇
 で、食事も肉をあまり摂らない。
 野菜や果物が多く、最近は米やパンすらあまり食べなくなった。
 で、先日、夜遅くにスーパーに寄り道してみると、精肉コーナーに「半額」の札が立ちまくっているのを見かけた。その中に、国内産黒毛和牛のステーキ用と書かれている品物に目が留まった。
            ◇
 ステーキは、好きではなかった。
 というか、肉自体があまり好きではない。脂身も嫌いだし。
 鉄板焼きの肉自体、おいしいと思ったことがなかったのもある。
 だが、そのとき風邪も患っていたために頭痛もしていたせいか、「滋養強壮」という言葉が閃いた。
 ラーメン屋には、七輪があるのもついでに思い浮かぶ。
 で、試してみたわけである。
            ◇
 生姜焼き用の豚肉、焼肉用豚トロ、豚焼肉用肩ロースなどは、普通においしいが、別に七輪でなくてもあまり変わらない気がした。考えてみれば、牛角などでもお馴染みかもしれない。
 で、あまり面白味を感じなかった中で、牛ランプ肉のステーキを七輪に載せてみると、これが違った。
            ◇
 レストラン時代に焼き方の塩梅を習っていたが、あまり効果的だった記憶はない。
 鉄板に肉を置いて、血が滲んできたら引っ繰り返すというもので、焼いた面でも血が滲んできたら塩梅である、と習った。
 一般家庭ではバターやガーリックを使ってフライパンで焼く。
 レストランではサーロインだかをサラダ油をかけて鉄板で焼く。
 これが、血が滲もうがウェルダンだろうが、あまり変わらない。焼肉で試すにしても、肉の厚さにもよるのか、血が滲む頃になると大抵が焦げていたりする。
 肉を食べてはいたが、胡椒とバターとか醤油の味で「おいしい」と言っていたようなものだ。
 七輪でランプステーキを焼く。
 血が滲んでいた頃に引っ繰り返すという作業が「これだ」と直感させるくらい。
 焼けて引き上げてみると、ミディアムでフィレ肉と思えるくらいに柔らかい。
 油をかけたわけでもないのに、肉自体の脂が噛む度にじんわりと滲む。
 たぶん、今まで口にしてきた肉類の中では1、2位を争えるくらいに、おいしかった。
 まぁ、ひょっとしたら、肉をあまりにも食べてこなかったせいで美味しく感じるだけなのかもしれないが。
            ◇
 コストを考えると、1枚100グラム以上あったハズで、暑さは1センチ程度の手のひらサイズ。
 それが2枚。定価で1600円強。
 だが、半額である。1枚辺り400円程度。光熱費は職場だからかからない。
 400円で、外食が出来るか。
 だが、400円でこれだけの満足があれば、いい娯楽ではあったわけである。
            ◇
 食事によるものがエネルギーの補給と例えるなら、確かに、肉を食べると滋養にはなるらしい。
 なんだか底力のようなものが湧き上がるのを感じた。集中力が持続するというか、長いランチのラッシュが余裕な感じがしたので、効果性の出やすい身体であるとはいえ、少し驚いた。
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