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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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遺憾

 1時間半前に、目が覚めた。
 またハッキリとした夢を見た。
 ここ数年の起床時に憶えているような夢は、現実とかなり直截的なものだ。
 夢というものは、歳を取るごとに現実に即したものに整っていくものなのだろうか。
            ◇
 うどんを、つくっていた。
 環境フィールドは、近くのスーパーのレジ台。6つくらいのレジ台があって、そのレジ台がみんなお釜――正確には麺を茹でる茹麺機だ。だから、どこかの工場の中のように見えた。
 そこで私は、教官みたいな立場にあった。
 現場監督とでも言うのか、うどんをつくる職人の先生だったのか。
 手前の釜で、2人の子供がいる。
 1人は、分からない。顔を見ていない。
 むーっとした顔をしているもう1人は、教え子その①だった。
 なにやら、モメていた。教え子その①が、ことあるごとに楯突いてくるのだ。
 滑舌は教え子その①の方が良い。しかも正確なことばかりを口にする。
            ◇
 だから、匙を投げた。その場から離脱した。
 その日の教練(一体何をやっていたんだ?)は、あと残り時間が15分くらいあったが、私が何か指示を出さなくても、その時間でやれる適格ことをこの子はやるだろうし、私が何か言っても反発するだけだ。
 上の者から仕事を投げるとはどういうことだ、と怒られるかもしれないが、教え子その①たちが喋らなければ、上には分からない。しかも、こんなツマランコトを上にチクチク告げ口するような子供でないことも知っている。
            ◇
 手洗い所のようなところで油を売っていた。
(ここでも何かあったのだが、今回の本筋を語る上で煩雑になるだけなのでカット)
            ◇
 予鈴が鳴り、その時限が終了。
 戻ってみると、既に日は落ちていて昏かった。教え子その①は私を待つこともなく、既にいなくなっていた。
 つくりかけのうどんが放置してあった。教え子その①がいじっていたものだ。
 彼女の分、結局無駄になってしまったらしい。
 で、なぜか、小沢一郎さんと似たような顔をした上司が現れて、「家はすぐそこだろ?」と顎でしゃくる。
 それで私は――。
 新しい麺を用意して、再びうどんをゆではじめた。
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