Author:K.Kega 作家志望の昭和人。 平成の世では、単なるキチガイというかもしれません。 周りに善かれと気張ってみるも、煙たがられることもまた、よくあること。 こちらは、文芸作品を分解し、複眼的に解釈したり類例を以って洞察したりすることで、自らの製作への糧と還元する、研究連絡のページです。
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そのアクションがあまりに自然に見えたのが、印象的だった。
それはもう、ホームから唾を捨ててン十年の中年の動きだったよ。
10代の子供がこうした行為をどこで教わるのかと考えてみた。
たぶん、他人を見てその真似をしているのが大なんだろーなぁと思う。
◇
子供の前で、自然に下品な真似を見せる大人がいるのだ。
今なんかは、子供の前でも頭を下げられる父親を始め、「それは仕方ない」的にかっこ悪い姿を晒しても全然平気な方が多いんじゃないかと思う。だって、子供の前で奥さんにせっつかれる親父なんかは日常茶飯事だし。
きっと本人たちは「大人気ない」とか「かっこ悪い」とかの意識がないんだろうな。
◇
最も初歩的なところでの例えを出す。横断歩道を信号が青じゃないのに渡る場合。
あたしゃ子供が近くにいたら、どんなにヒマな横断歩道でも信号を守るね。
子供がいなかったら、さっさと無視して渡るけど。警察がいようが。
◇
今の私の行動で「こら」とツッコミを入れる方はいるだろうか。
ツッコミを入れる方は「ダメじゃん」とか「しょーもない」とかそんな心境でしょうか。
しかし、これが今回の本題。
「なら、いつも信号を無視すりゃいいじゃん」と言うところだが、これではダメなんだ、ってのが今回の主張。
一見情けない光景だが、まだこれは規範とか体面を壊していることに繋がらないのだ。
◇
「ホームから一切唾棄するな」とか「信号は絶対守れ」とか「公衆の面前で化粧するな」。
こんな風に言うのであれば、これはある種のファシズムのようなものだ。だが今回述べているのは、誰も見ていなきゃそんな情けない行為をしたって別にそれほど悪いことではないのだ。もちろん、よくない行為だが、文字通りの大したことじゃないってことだから。