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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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使い捨ての世の中

 駅前見慣れないトコに行列が出来てたから、新しいケーキ屋さんでも出来たかと思ってよく見たら、外貨換金の窓口だったよ。こんなところにこんな窓口があったんだって、妙なところで驚いたりしたものよ。
 帰ってみたら、母親が「ドル買った」とか言うんで旅行に行くかと思ったら、投機だったよ。
 こんな取引なんか興味もなかった筈なのに、何だかあり得ない状況に正直動揺したね。
 しかし、ここんとこの経済はどーなっちゃうんだろうね。

 どーなっちゃうのかと言えば、乱立した新人賞で増殖している作家なんかもこれからどうなるのか非常に気になる。或る意味、経済状況よりも。

 作家を目指す道のりとは地獄(である筈)だが、首尾よくなれたとしても、地獄だろうなぁ。
 文章なんてのは誰でも書ける。だからこそ今や色んな人種(動物もいるね)が色んな経緯で、色んなジャンルの本が出回っているから、本の寿命が短くなっている。
 それは比例して、作家の寿命も短くなっているんじゃないかと思うのだ。

 よくよく見てみれば、新人賞を獲っても続かないのは、素人まがいが混ざるライトノベルの新人かと思っていたが、一般文芸の世界にも結構いる。芥川賞受賞者で「どなたかしら、こちらは?」レヴェルは数知れず。映画で超話題になった『リング』、ドラマとしてお茶の間に登場した『しゃばけ』や森見登美彦先生を輩出した日本ファンタジーノベル大賞なんかも、話題性で名門のにおいがしたが、やっぱり「どなた?」レヴェルはとても多い気がする。

 溢れる新人作家、脱落作家。芸人では「一発屋」ってヤツに値するのかしら。
 とりあえずデビューはしたけどその後が出てこない方々はみんな「元作家でした」と就職面接で言うんだろうね。いや免許・資格欄に「作家資格取得」の方が正確かな。
 何となく新人賞に受かって本なんか一冊、いや結局一冊も出さずに「作家資格有」として作家を名乗れる者なんか結構いるんじゃないか? つーか、デビュー関係なく自費出版して評判集めたり、ブログの記事を本にして一般の書店にひょっこり平積みになっていたりするわけだし。こーなるとアレだ、元作家に俄か作家、そして、自称作家でデビューしてないような作文趣味。「ライター」一括りで何ら変わらない時代がもう来ているのかもしれないとさえ思えてくる。
 いや、たぶんもう来ていて、あとちょっとしたら「ニート」ならぬ「作家資格保有」の元作家の就職難が社会問題になってくる時代が来るんじゃないの。今の新人賞に群がってる連中なんか、ラフな学生生活からのカルチャーショックと言うか、就職が嫌で逃げてくるヤツばっかなんじゃないか。作家になってしばらくはそれで良いけど、十年続かなくてそれからどうしたら良いか分からないような状態に陥っちゃったりなんかしてさ。今、ニートやフリーターなんかの最年長クラスは一般的に三十前後なんだろうけど、その元作家なんかはそれに匹敵するような実に中途半端な年齢で、途方に暮れることになるんじゃないの。無意味な資格――いや、そもそも厳密には資格ではないのか、作家は。

 まぁ、日本人。番付け・格式・レヴェルと言った分かりやすい判断基準が大好きだからねぇ。資格だの品格だの、すぐに万人受けするじゃない。建前と言うか、体面と言うか、人目によく見える部分をキレイに装う――八方美人と言うのかな、とにかく人に善く見られるのが大好きだからね、昔から。だから、手軽に自分のランクを定義出来る“格”ってのが好きなんだよね。“表面上”が重要なんだ主観的には。
 ともかく、作家ってのは今後、もはや“学生”と同じで仮初、一時の身分と言うか猶予だと思った方が良いのかもしれないね。そう考えてみれば、この資本主義の世間では実に如何わしい連中なんだと思った方が適切かもしれない。
 使い捨ての作家。使い捨ての部下。使い捨ての社員。使い捨ての夫。使い捨ての女。使い捨ての議員。使い捨ての裁判員。使い捨ての首相。そして、子供の使い捨て。みーんな使い捨て。それが万物流転ってヤツなんだな。
 その結果、きっと未来はゴミだらけなんだろうなぁ。みんな平等にクズになってるのかもしれないね。
 きっちりと、ゴミの分別回収はしておこうって思ったよ。
 燃えるゴミ。同じゴミなら、完全燃焼してから、煙のようにパッと消えたいと思いました。
 そうすりゃ、ゴミだらけの未来なんて知らずに、さっさと仏に昇華出来るって寸法さね。
 しっかし、平均寿命が長いってのは、こーゆー世の中では不幸な話だなぁ、つくづく。
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