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ローリン・ダイニング!!

Rowlin’Dining! すべての作品は、新作の材料だ!
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 17歳のエロチカ ③

 ルリはきつく目を閉じて、成宮の胸にしがみついていた。消火栓のランプのせいで本当のところは解らなかったが、ルリは顔を紅潮させているに違いない。
 成宮は、ルリから感じられるにおいが、変わったことに気づいた。
 幽かだったが、甘酸っぱい感じの香りが、まるであまい油のような馴染みを憶える匂いに変化して、ルリから漂っていた。
 ――この娘の“女”の匂いか。
 しばらく抱き合ったまま、2人はじっとしていた。体温と鼓動を共有し、躯の芯からじわじわとしたものがせり上がってくる気配に、感じ入っていた。
 たまらず成宮は突き上げる要領で腰を動かした。スカートの前面がまくれて、肌と肌を隔てる布が1枚だけ薄くなった。2人は衣服越しで揉み合った。顔を背けてしがみついているルリの吐息が熱っぽさを増し、荒くなってきた。
 ルリの下着と成宮のスラックスの布地がこすれる音は乾いていたが、いつしか秘めやかなものとなっていった。
 成宮は両腕を伸ばし、ルリの尻をつかんだ。「はあぁっ」と、ルリから狂おしい声が上がった。尻をつかんだことで固定し、密着部分を抉るように、押し付けてこすりつける。
 成宮は、我を忘れかけていた。
 顔を胸に押し付けていたルリが、切迫した表情で成宮を見つめた。
 そこで、成宮は我に返った。ルリの表情に、不安や戸惑いのようなものを感じた。
 それでも、腕の中の少女はもう、為されるがままだった。このまま我を忘れて腰の動きを激しくし続ければ、すばらしい炸裂と、その後に最高の解放感がもたらされることを、彼は当然知っていた。
 しかし、意志に反して、身体の動きは徐々に緩やかにしていった。そして、止まった。ルリが目を大きく開いた。潤む目から、一筋の涙がこぼれた。「なぜ?」と訴えかけるような眼差しだった。成宮はルリの頭をやさしく撫でた。
「――よく、がんばったね」
 ルリは喉を鳴らしたようだったが、狐につままれたような表情をしながらも、おとなしく成宮に従った。
 表情には出なかったが、ルリは胸を撫で下ろすような気持ちが強かった。成宮の言葉に、隠した彼の本心を感じないわけではなかったが、気持ちが伝わったような気がして、うれしかったのだ。
 ききわけの良さにさりげなく感謝する成宮は、ルリの制服の乱れと自分の身なりを直すと、わざとらしい咳払いをしてから、はにかむ彼女の手を引いて、店の中へと踏み込んでいった。
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 17歳のエロチカ ②

 突如、ルリのくちびるが離れた。ルリは脚の力が抜けてしまった。
 しかし、床にへたり込むのは免れた。成宮が咄嗟に前のめりになって、ルリを抱き留めていた。
 ルリは震えていた。成宮は抱き留めた姿勢のまま、ルリの耳元に顔を寄せて囁いた。
「イイ女になりたいんだろ。頑張んな。ほら、」
 ルリを立たせ、顔を耳元から離すと、ルリが哀れっぽい表情で見上げていた。瞳は涙で潤んでいたが、なんとか微笑んで見せてきた。それから、挑むような表情をして、ルリが躯を寄せてきた。成宮は背中を消化栓にあずけた。そのままルリを抱きとめる。再び躯が密着した。消火栓のランプに照らされたルリの顔は暗がりの中で赤く浮かび上がって、女の妖魔のようだった。
 ルリがおずおずと、下半身を動かしていた。成宮の左太腿に腰を押し付けていた。成宮は右脚をルリの股に、割り込ませた。途端に、「ひ!」とルリの短い悲鳴が漏れた。腰と腰が正面から重なった。
 しかし、ルリはそのまま腰で、成宮の下腹部をひかえめに探っていた。制服のスカートとスラックスの布地がこすれて、わずかに乾いた音を立てていた。
 ――あたってる。けっこう、硬いね……。
 成宮はルリの動きに合わせて、スラックスの下で硬直している自らの器官を、ルリのピンポイントにあてがおうと、ゆっくりと腰を動かせる。
 やがて、ルリの下腹と成宮の或る部分が、こすれ合った。動きがピタリと止まる。
「あふっ」
 勘所を突き付けられて反射的に、ルリは身をよじって逃げようとした。
 成宮は適度な力でルリを捕まえていた。強引に振り切れば逃げられる程度の力だった。
 ルリは、逃げられなかった。その躯から力が抜けていくのが、わかった。
 成宮はルリを正面に抱き直して、再びルリの奥まったところにあるスイッチに、自らの腰を押し付けた。今度は、ルリは逃げなかった。
 深呼吸をしながら肩の力を徐々に抜くルリは、男性の切実さのようなものを、感じ取っていた。抱きしめられた腕の力は強くなかったが、突き放すのを躊躇わせるような、なにかがあった。温かくて、熱かった。
 一方で、下腹に硬いものをあてがわれていることが示している行為への、不安も感じていた。その求めに自分の意思で断り切れずに、なすがままになってしまうのはいやだったが、自分では断ることが出来そうになかった。
 ――どうしよう。どうしたらいいのか、わからない。でも、まだ、そこまでは……。
 さっきから心臓はずっと、かつてないほどの速さで脈を刻んでいる。涙が、滲む。
 けれども、自分の肌は相手を知ろうとしていて敏感になっていた。奇妙な心地のよさに、気が遠くなりそうでもあった。
 抱きしめられて、押し付けられて、ルリは、なにかが溢れて滲み出す気配を感じていた。

 17歳のエロチカ ①

 そこは、地下のライブハウスだった。前々からルリは興味を持っていたものの、こうした店の知識の無い女子高生では、立ち入ることが出来なかった。ルリは成宮の左腕に、躯を密着させながら、赤煉瓦の階段を下りていった。
 階段の先には、スポットライトに照らされた、頑丈そうな扉があった。
 防音のためなのだろう。中で轟く大音響によって、扉は微かに振動していた。
 扉の前に来ると、ルリは成宮を見上げた。
 スポットライトのせいか、成宮を見つめるルリの瞳は、キラキラと輝いていた。
 下りきった階段の脇には、2畳ほどのスペースがあった。そこは暗がりになっていたが、壁面に取り付けられた消化栓のランプが、赤くぼんやりとしていた。成宮はルリの手を引っ張った。
 成宮は落とし込むようにして、ルリにくちづけをした。軽いキスはやがてくちびるを押し付けて、その感触を確かめるようなものになっていた。それから、ルリの口に自らの舌を滑り込ませ、ルリの舌と絡ませた。ルリの背中に両腕を回し、躯を寄せた。
ルリは目を閉じて、成宮にくちびるをあずけていた。経験が無かった。だから相手に任せた。くちづけの感触に浸っていた。
「!」
 思わず漏れた声は、くぐもっていた。
自分の口に、舌が入ってきた。驚いて目を開けた。すぐに目を閉じた。自分の舌をチャクチャクといじめられるのが、気持ちよかった。
 抱き込まれるように、躯を寄せられた。鼓動が高まっていた。息が苦しくなってきた。成宮の胸と自分の胸が密着し、ルリの控えめなふくらみが、押しつぶされていた。激しくなってきた心臓の動きが成宮の胸に伝わっているようで、気恥ずかしくなった。膝が不自然に笑い、脚はがたがたと落ち着きを失くしていた。
 成宮は、ルリの胸に硬く尖っているものを、ワイシャツ越しに感じとっていた。